株式会社日西技研(代表取締役社長:野田武志、以下、日西技研)は、金沢大学、並びに石川県工業試験場との共同研究契約を2021年10月に締結しました。
◇背景
日西技研はこれまで、産業用の通信・制御装置やハーネス工場で使用する検査装置などの製造を手がけ、2018年7月には新製品の高速カメラシステム「マシンレコーダー」(以下、高速度カメラ)を自社製品として開発し販売を開始致しました。
実際にお客様の工場ラインにおいて、目視では視認しづらいプレス機の引っかかり動作を捉えるなど機械の動きの”見える化”において一定の効用を確認できましたが、ここにAIによる動画異常検知機能を追加することで、よりお客様への訴求力が高まると考え、今回研究を実施することといたしました。
本研究を通じて、金沢大学、石川県工業試験場のの動画異常検知技術を活用し、動画異常検知機能を有する高速度カメラの開発の推進を目指します。
◇動画異常検出機能について
高速度カメラに搭載し、異常発生前後の高速度撮像を可能とするための機能です。
異常検知対象とする装置の正常動作する様子を撮像して学習させることで、対象装置の異常を検知することが可能になり、
異常発生の前後時間を高速度撮像する機能を開発します。